たけやぁ~さおだけぇ~♪
親がほとんど衝動的にという感じで、家の物干し竿を買い換えたらしい。
いわゆる「たけや~さおだけ~♪」と拡声器で歌うようにして、ゆっくりと家の周辺を軽トラで回るアレ。竿竹屋。アレの決まり文句として「1本1000円、20年前のお値段です」みたいなのがあるが、アレに反応したようだ。
あの「1本1000円」ていう決まり文句は、ようは客引き価格、客寄せ価格で、実際買う段になれば「他にもコレだけ種類ありますよ、良いのありますよ」と。釣りのエサ付けた釣り針みたいなモノで、そのエサにつられて寄ってったはいいけど、結局高いのを買わされるハメになる。そんなコトは常套手段なワケだけど、みごとに親がソレに引っかかって高いのを買わされたよう笑。2本買ったからちょっとまけてもらったらしいが、ソレで「なーんか得したような損したような、ワカラネェー、、」とか自分の良い方に捉えて誤魔化してるけど。。いやいや、少なくとも得はしてないから!
まるっきりウソではなく、実際に「1本1000円」のも取り扱ってはいるんだろうけど、だいたいは他に数種取り揃えてるはずだよ。松竹梅とね。何を買わせるかは竿竹のおっちゃんのトークの腕の見せ所、というワケで、向こうのほうが百戦錬磨。まんまと口車に乗せられる。「錆びない」とか「アルミだから軽いとか」「こちらのほうがおすすめですよ」「みなさんこちらを買われますね」とか。こっちがクルマを呼び止めてるし高いから買わないてワケにもいかず、でも買えない値段でもない微妙で絶妙な値段設定なら、まぁいいやと買ってしまうワケだ。店行って持ってかえるのもメンドクサイしね、とか自分を納得させて。
以前から欲しかったは欲しかったようだけど、衝動買いてのは怖いトコロがあるよね。「アレ?なんでこんなの買った??」「なんでこんな高いの買ったんだっけ??」とか後で冷静になって思うコトもある。
親は「コレで20年はもつだろう」とか言ってたけど、え、あと20年も生きるつもりなの?