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地震!そのときプロレスは。

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ネタとしてはちょっと鮮度は落ちるけど、やはりコレは記録として残しておきたいなと思うので、書かせていただくコトにする。

今月20日に仙台で地震があった。その日の夜、まさに興行中に地震があった新日本プロレスでの対応については賛否があったようだけど、ワタクシは概ね良かったと思ってる。たしかに一般的に考えれば対応としては微妙といわざるを得ないのカモしれないが、でもレスラー(演者)の対応としてできるコトは非常に少ないであろうとも思うのだ。運営側がこのままイベントを続行するか中止するかの判断をするのだから、レスラーを批難するのはお門違い、というコトはまず言っておきたい。

リングに残った3選手は、安全確認や運営側の判断が下されるのを待つ間に、記事のようないわゆる神対応をした、ソレが絶賛された、というコト。このまま興行が続行という判断がされるコトを考えるとするならば、日常に引き戻すよりは、選手がリングに残って、ソレゾレの対応でなんとか非日常の空間に繋ぎ止めようとするのは、決して批難されるコトではない。

もちろん危険と判断して退場した観客もいたようだけど、その場に残ってる観客もいるし、その観客だってできればこのまま続きを見たいから残ってるのだろうし、選手だってできれば観客の期待に応えるべく試合の続きをやりたい。もし興行が中止と判断されれば、慌てないように落ち着いて粛々と避難場所に避難、という対応をしてただろう。いわばソレまでの時間かせぎというコトなのである。速やかに外に避難させたほうがいいのではというコメントもあったけど、必ずしも外が安全でもないし、まずは観客の安全確保が第一。そしてこういう時は、客が自分の判断で好き勝手に行動するのではなく、アナウンスに従って行動したほうが良いはずだ。

地震直後は交通手段も動いてなかったようで、会場が開放された模様。用事があったり家に帰りたい人もいるだろうから、歩いて帰る人もいただろうけど、結局はそのまま会場に留まって交通手段が再び動き出すのを待ったほうが良かったのだろうから、一概に速やかに外に出たほうがいいとは言えない、というコトだ。

こういう時、棚橋選手の存在は光る。撮影会から始まりエアギター。このエアギターという彼の持ちネタはたとえ彼が60、70になってもできるネタである。こういうネタがある選手は強い。ただソレを後ろから見て苦笑いしてるオカダ選手も「らしく」ていい。「おいおい棚橋さん、こんなときでも独壇場かよ」ていう「やれやれ」という態度。ただ棚橋選手がパフォーマンスを受け持ってくれるから、オカダ選手がやらなくて済むというトコロもある。

飯伏選手が率先して観客やセコンドの選手を落ち着かせてるのも彼らしい。彼はこういうパニック時などに逆に冷静になるタイプなんじゃないかなと思う。じゃなきゃDDTで路上プロレスとか、ああいった類のプロレスはできない。そして自分が団体のベルトを持ってる顔であるという自覚も感じられる。ただ棚橋選手に対抗して腕立て伏せというのも「らしく」ていいが、まだ棚橋選手の域には到底及ばない。何か一発で観客のココロを掴むパフォーマンスがほしいトコロだ。

あと退散したヒールの3選手。まず裕次郎選手が真っ先に「大丈夫大丈夫」と声かけしてるのが意外だった。そしてジェイ選手がこの場に乗じてベルトを持ってってしまうという、非常に外国人らしいウィットに富んだユーモアのある行動をする。コレてすげぇー絶妙な行動だと思うんだよな。こんなときでもヒールらしさを失わず、自分のキャラも守りながら、なおかつちょっとくすっと笑わせる行動。本人は「いや、ソコにベルトあったから取っただけだ」といいそうだけど、こういう時こそセンスが出てくると思うんだよ。ちょっと「くすっ」ていうのが、不安になりそうな気持ちを和らげるのに非常に有効だと思う。KENTA選手は後でツイッターでフォローしてたようだ。

いろいろ賛否はあるだろうけど、この日観に行った人にとくに何も無かったのなら、正しい正しくないというコトより「良かった」と言ってもいいのではないだろうか。あとは今回のコトを運営側が教訓にして、今後のためにしっかり対応策を考える。もし対応策がすでにあるのだとしたら、選手たちにも徹底させるというコトだ。