過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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「Women’s Pro‐Wrestling Assemble」(アッセンブル)の結成について。

news.yahoo.co.jp今週は安倍総理辞意表明などビッグニュースが多かったけど、ワタクシの注目としてはやっぱりこの記事。

見出しには「北斗晶が約18年ぶり女子プロレス界に復活!」とあるが、コレは表向きのハナシで、実際はいわずもがな長与千種嬢の『女子プロレス実行委員会(仮)』提唱の第一段階の動きと見て間違いだろう。実際のフィクサーは長与嬢であると。その長与嬢が、ある意味「最後の切り札」として、北斗嬢を担ぎ出したというコトだろう。もちろん選手として復活するワケではない。そんなのはワタクシは全然期待してない。

しかし、ホントに北斗嬢を担ぎ出すとは、、。手前味噌ながら、ワタクシもこのブログで大穴として予想はしていたが。長文になるが、終盤で期待を込めて北斗嬢の名前をあげてるので、よろしかったら一読を。

katakotocafe.hatenablog.comワタクシは、別に北斗嬢は女子プロレスのコトを毛嫌いや遠ざけてたワケではないと考える。自身の引退後、ただズルズルと現役時代の貯金で食いつないでいくのではなく、芸能界という新たな世界で、自分の価値を高めていこうと、そういう野心というか考えがあったのだろうと。世界がちがうのだから、過去の女子プロレスの栄光など通用しないだろうし、かえってジャマになる場合もありそうだ。自分で芸能人としてのキャリアを積み重ねていくコトで価値を高めていくと考えるなら、自ら過去に自分がいた業界のコトに触れるのはあまりしたくない、と思ったのではないかと。もちろん番組上など他人から触れられれば応えるにしても、自分からはしない。あえて今の自分で勝負する。そうして作り上げてきた芸能人としての「北斗晶」が、もうある程度の位置というか、揺るがないモノができた、だから18年を経て、こうして再び公に女子プロレス界に戻ってくるコトもできたのではないだろうか。

ただ表にはあまり出てはこないが、北斗嬢が水面下でコトあるゴトに動いてくれていたのはプロレスファンなら知っている。最近では木村花選手の件で動いてたのも知ってるし、何かと現役選手のフォローをしてるのも知っている。自身は現役を退いているからでしゃばらない。あくまで今の女子プロレス界は現役選手たちの舞台だからだ。でもOGとして求められれば現役選手のフォローやアドバイスは積極的に行っている。至極正しいOGのあり方ではないだろうか。北斗嬢は頭の良く、そして気遣いの人だから「プロレスのコトに触れない=冷たい」みたいな単純な理由では決してないはずである。

そんな考えで距離を置いていた北斗嬢が、あえてまたこの業界に戻ってきた。女子プロレスの現状がソレだけ緊急事態と言えるのカモしれない。たしかに長与嬢に担ぎ出された形なのではあるのだろうけど、北斗嬢にメリットがあるのかというと、正直ソレほどあるワケじゃないと思う。北斗嬢としては「利用される」というのも理解してのコトだろうし、そのコトはズバリ長与嬢にも言われてるカモしれない。「あんたを利用させてもらうよ」と。先輩後輩の間柄だから北斗嬢も「はい」としか言えない。ある意味長与嬢の式神だ。だから今回の件で長与嬢は北斗嬢を「召喚した」とワタクシは思っている。たぶんこの話以前に「いつか危機的な状況になったときにあんたに助けてもらうカモしれないけどいい?」ぐらいのコトは長与嬢と北斗嬢の間で交わされたカモしれない。そのときが今、なんだろう。

でも北斗嬢はまさに「最後の切り札」だ。コレ以上のカードはもはや残ってない最強のカードである。ソレをこのコロナの状況下で切ってきたというのは、長与嬢にとっては大博打である。しかしピンチがチャンスというか、逆に今のこの状況のほうがコトが進めやすいと考えたのカモしれない。コロナの影響で小さい会社や組織は淘汰されていく。ならばノアとDDTのように1つの会社になってまとまったほうが、手間が2つから1つになるので合理化できる。様々なコトが集約できるので経営がスリムになる。

ただし今はまだ1つの団体や会社になったワケではない。まだはじめの段階として、かつて男子プロレスでやった『ALL TOGETHER』のように、記事に書かれた団体が1つの大会イベントをやりましょう、というだけのコトだ。当然、長与嬢としては、そんな打ち上げ花火的考えではなく、その先のビジョンも描いているだろうし、現段階では各団体もその考えに賛同してるはずだ。結局は大きな塊にならないと淘汰されてしまうから。利害や好き嫌いは横に置いといて、日本の女子プロレスという灯火を消さないためには大同団結が必要、というコトも各団体重々承知の上だろう。その旗の下においては各団体も異論は無く集まれるだろう。このコロナ禍で、よりわかりやすくなったワケだ。

しかしいくら理念は理解できても、北斗嬢に対してNGという人たちも中にはいる。だから、たぶん大会イベントの数を重ねていくコトで、たとえばAという団体とBという団体が仲が悪くても、一緒のイベントに出なければいいみたいな、Aは今回出て、Bは次回出るみたいな、そういった取り決めで対応できるのカモしれない。よって内部はソレほどまとまってはいないのカモしれないが、今回こういったモノをやるコトで、一応表向きは「まとまった感」を表現するコトはできる。とりあえずは一歩前進とは言えそうだ。

ただ実際は北斗嬢が女子プロレス界に戻ってきたというだけのコトで、誰か新たなヒロインとかスター選手がいるワケでもない。あくまで今の段階では会場を押さえ易くするなどの内側事情のハナシに留まる。しかし北斗嬢をかつぐコトで、たとえば彼女がTV番組で話をする機会もあるカモしれないし、宣伝的には大いにプラスになる。大会も続けていけば、いずれスポンサーがついたり、その先にはTV放送なんかもありえるカモしれない。そうなれば選手たちのギャラとかいろんな面でも潤うだろうし、海外流出の足止めも可能だろうし、日本の女子プロレス界も安泰になるカモしれない。ソコまでいけば万々歳なのではないだろうか。

たしかに「長与幻想」であり「北斗幻想」なのカモしれないけど、まだこの令和の時代に通用するのかどうか。まだ通用するなら幻想が有効なうちに、その幻想に賭けてみようじゃないの。ポジティブに考えましょ。