新日本プロレス大会再開!
battle-news.com今週は良い話と悪い話、2つある。どちらが先かというと話には順番があるので、先に良い話に触れるコトにする。
新日本が来週15日からようやく再開するとのコト。コレで週プロの表紙もまた新日本に戻るのか、という感じだが笑。
プロ野球も再開が決まり、じょじょに大きいトコロから、国のアドバイスも受けながらまずは第一歩、探り探りやっていくという感じなのだろう。
手始めに無観客の配信から行われ有観客という流れ。その有観客も会場のキャパに対して半分以下。新日本の場合は、大阪城ホール大会がキャパに対して3分の1程度の席数だそうだ。3分の1というと3000人ぐらいのイメージなのだろうか。ソーシャルディスタンスを考えると、そのくらいの規模になってしまうのだろう。
どういう収益構造になってるのか知らないから、ココからは勝手な想像をしてくのだけど、キャパに対して3分の1、というとおそらく選手のギャランティまでは賄えないんじゃないだろうか。会場(この場合大阪城ホール)の使用料(人件費も含まれるのか知らんけど)、ハコ代だけが3分の1で、大阪城ホールにとってはソレなりの利益があって、とまーそんなトコロなのかなと。たぶん普段ならこの上に選手のギャランティが上乗せされて、損益分岐を超えればあとは新日本の利益になってく、とそういう構造なんじゃないかと想像している。
ただ新日本の場合は収入として、テレビの放送権料もあるし、配信による広告収入もあるだろうし、会場でのグッズ販売の収入もある。
来週から新日本が再開するが、このコロナ禍でもプロレスそのものは一応は止まっていない。今でもノア、DDT、アイスリボンなどは無観客配信という形でずっと続けている。
ソレができるのは、コレも想像に過ぎないのだけど、道場や映像の収録できるスタジオなどを自前で持ってる団体は、この形でやれている。ノアやDDTはサイバーエージェントという親会社がバックにあるから、この無観客配信そのものによる収入はあまり考えてないのカモしれない。コレらの団体は新日本のようにテレビはついてないけど、配信による広告収入はあるだろうし、ソレよりもこのコロナ禍でエンタメが少ない状況でやれば目立てるので、この状況を活かしての宣伝効果を期待している、という意味合いのほうが強いと思われる。「何かやってるから見てみよう」という人も多いだろう。
プロ野球は野外の球場が多いが、プロレスの会場は基本屋内。少し状況がちがうが、この「第一歩」が果たしてうまくいくかどうか。コレがうまくいけばモデルケースとなって、他のジャンルに波及、あるいは次はもう少しスケールダウンした会場、というふうになってくのカモしれない。そうやって手探り的に段階を経て、じょじょに落とし込まれてくイメージだろうか。