過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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また1人、女子プロレス界の宝を失った。

news.yahoo.co.jp

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news.yahoo.co.jpスターダムの木村花選手が亡くなったとネット記事でみて驚いた。なんで??と思ったがコメントを読むと、どうも某リアリティー番組の誹謗中傷によるモノらしい。まだ死因ははっきりしてないので断定はできない。ワタクシもその番組に出てるというのは知ってたけど観たコトはないので、その番組についてや彼女の立ち位置などについては何とも言い様が無い。なので、彼女の本業であろう女子プロレスからの視点でしかモノゴトを考えるコトができないので、ご了承下さい。

ワタクシの勝手な想像で書くが、女子プロレス界からすれば、将来の女子プロレスを担ってくであろううちの1人であり、女子プロレスの宝の1人だった。ただなんとなくだけど、彼女は決して強い人間ではない、というのも感じ取っていた。強がってるだけだなと。ワタクシは別に彼女のファンではないけど、ソコが彼女の魅力でもあったんだろうなというのは分かる。

彼女はいわゆる「ハリネズミのジレンマ」ていうやつだと思う。ものすごく愛に飢えた人。決して満たされるコトがない。

最近の彼女のインタビュー記事かなんかで「岩谷選手(スターダムの選手)がうらやましい」というコトを言っていた。あの位置に行きたいと。しかしあの位置に行って羨望をうけても決して満たされるコトは無いだろう。もっともっと!というような人。自信が無いから強がる。自己肯定感に乏しく、承認欲求の強い人。でもこういったハングリーさはプロレスラーとしては燃料になる。モノゴトには良い面悪い面がある。良い方向に活かせればいい。

コレもこの人の性格なんだろうけど、花月選手のようなおせっかいな人につい反発してしまう。素直になれない。たぶん愛情を素直に受けるコトができない、慣れてない人なんだろうな。反発て照れ隠しなんだと思う。だから花月選手から離れる。でも22才。そんなモンでしょ。見た目はいくら大人でも、中身はまだ子供というか。コレが20代後半にさしかかってきたら、また見える景色も変わってきただろうに。そうして一皮むけたらスターダムのエース、ゆくゆくはWWEに行く未来もあったカモしれない。もしくは女子プロレスを牽引してく選手の1人になっただろうに。

本来は花月選手は花選手に大江戸隊を託したかっただろうと思う。でも彼女はすでに脱退して別ユニットのリーダー。今は刀羅選手が大江戸隊のリーダー。でも誰もがいずれは大江戸隊に戻ってリーダーになるだろうと思ってたはず。なんせ彼女の母ちゃんが現役時代に作ったユニットなのだから、花選手が受け継ぐべきだと誰もが思ってたはずだ。たぶん彼女自身もそう考えてただろう。

ブシロード新体制の会見時に、彼女はたしか弱者に寄り添いたいというような発言(たしかそういった人たちにもプロレスを観てもらいたいというような)をしてて「ああーこの人はそういう考え持ってるんだー」と思った。ちょっと他の選手の、言葉は悪いが「ありきたり」な発言とはちがう、独自の視点を持った発言。そういう発言が出るのは、コレも想像でしかないけど、おそらく彼女自身がハーフで過去にいじめられた経験があるのもあるだろう。コレはジュリア選手にも自分を投影してたのだと思う。でも当のジュリア選手は言われてキョトンとしてたように思うが。たぶんジュリア選手は社会経験も豊富だから、花選手とはまたちがう考えがあるカモしれない。だから彼女の発言に面食らった部分はあったのカモしれないけど、「まー、ちょうどいいや。のっかっとこ」て感じだったかなとも見受けられた。元プロレスラーで母親の饗子さんの教育やもしかしたら交流のあったボリショイ選手(引退)の影響もあったカモしれない。彼女がそういう、世間で言うトコロのいわゆる弱者に目を向けるのは、自分自身を投影してたのカモしれない。彼女がなぜプロレスラーになったのかを考えた時、そういった弱い自分を変えたいという思いもあったのカモしれない。そして弱い立場にいる人に「こんなに輝けるんだよ。輝ける舞台があるんだよ」て自分を通して伝えたかったんじゃないだろうか。

プロレスを長く観てると、母親である響子選手がデビューした時とか、子供の頃の花選手の姿だとか、花選手の交流のあったであろうボリショイ選手や花月選手、そういう場面であり人が彼女を通して見え隠れする。歴史の積み重なりが。そういうストーりーというのは、なかなか本人が作ろうと思っても作れるモノではない。ストーリーを「紡ぐ」というのはプロレスでは大事なんだよ。その人、1人がリングに立ってるだけで、いろんな人がその人から透けて見える。ソコにプロレスラーとしての厚みであり深みが出てくる。「プロレスを楽しむ」てそういう側面もある。

まだその先も続くはずだった未来を、誰だか知らない輩がブツっと断ち切る。我々プロレスファンは断ち切られたのだよ。もう、観るコトができない。

長与選手の意見が聞きたかったので彼女のツイートを検索した。やっぱり花選手をかってたな。そりゃそうだろうよ。見る人が見れば分かる。才能がある人というのは見る人が見れば分かるんだよな。そばには居れないけど、いつも気にかけてる選手のうちの1人だと思う。そういう注目してる選手が成長していく姿を、たまに目にするていうのが、長いキャリアの選手からすれば喜ばしいコトなんだろうなと思う。もうそういう姿が見れないてのは残念なコトだよ。

どうも記事のコメントを読むと、番組でもヒール役というかヒートを買ってたように思うが、感情の起伏が激しかったり、情緒が不安定だったり、ナイーブな人がヒール役てのはどうなのか?と思う。ある程度タフじゃないとやってけないような気がするが、、。そういった性格の人はまわりが常に目を配ってないとダメだと思う。似たようなケースで、過去に「ビッグダディ」でいろいろ言われた経験があるだろう詩美選手のコメントもあったのでリンクしておく。

ご冥福をお祈りします。