お弁当に麺類。
「お弁当に麺類を持ってく」というあの文化はいったいいつから始まったんだろうな。いったい誰が始めたんだろうか。ワタクシは「お弁当に麺類を持ってく」気持ちがわからない。
タッパーにスパゲッティを詰めたりそうめん入れたりして持ってく。タッパーにスパゲッティはまだ納得できる範囲内ではある。普通にお弁当の付け合せとして、ナポリタン的なトマトソースをからめたスパゲティがちょこんとあったり、スパゲティサラダ(サラダじゃないけどな)とかあるから、許容はできなくもない。トマトソースとかペペロンチーノとかは良さそうだけど、カルボナーラとか冷めたらいかにも美味しくなさそうだが。そもそもスパゲティ(パスタ)は熱いうちに食べるのが美味い料理だ。
焼きそばや焼きうどんなんかは、レンジで温めればソレなりにはおいしいだろう。ワタクシは、たとえばいわゆる「できたての焼きそば」と「レンジで温めた焼きそば」とは若干異なる料理なのだと考えている。「レンジで温めた」のは「レンジで温めた」なりの味になるので、その味をおいしくいただくという感じ。ちょっと時間が経って、できたてじゃない感じを味わう。ソレはおそらく弁当にも当てはまる。
まだスパゲティや焼きそば、焼きうどんに関しては、コンビニ弁当と同じような意味合いで考えれば、レンチンしてあっためればという技がつかえる。
しかし「弁当にそうめん」はいまだに理解できない。弁当に持ってってまでして食べたいモノだろうか。麺が乾かないだろうか。きっと乾いて麺同士がひっついて団子みたいになるだろう。もうそうなると見た目は「麺」の様相を呈してても、食感は単なる小麦粉団子ではないだろうか。ソレでも食べたいのか。乾かないように油を絡める?無駄なひと手間じゃないだろうか。さっぱり食べたい、軽く食べたい、ならコンビニにいくらでも売ってるし、お店で食べればいいじゃないか。なんなら朝たべるなり、帰ってから家で食べればいいのでは?と。
コレも「できたて料理」と「時間が経った料理」とのちがい同様、「ゆでて流水でキリっと冷やしたそうめん」と「油を絡めて時間が経過したそうめん」と料理的には別物として考え、しかたなくではなく、むしろ積極的に後者を好んで「食べたい!」と思ってるから持ってくのだろうか。