お好み焼き+ごはん問題。その1
「西日本の人は、お好み焼きをごはん(白米)といっしょに食べる」というコトを耳にした東日本の人間は「ええ~!?笑」「だとか「マジ!?」だとかイチイチおどろく。西日本の人にとってはどうも珍しいコトでもなんでもない普通のコトらしいのだけど、ワタクシは東日本の人間なのでお目にかかったコトがない。他にも、東と西ではおでんの具がちがう(いわゆる「ちくわぶ問題」等)とかあるけど、今回ソレらには一切触れず、タイトルにかかげた「お好み焼き+ごはん問題」について考えていきたいと思う。
◎その前にラーメンライス
とうとつだが、ワタクシはふいに「お好み焼きを『おかず』と捉えるから違和感100%になるのであって、ようはラーメンライス的なコトだと解釈すれば「あり」なのではないか?」という考えを思いついた。
「お好み焼き+ごはん」は大阪の人が日常的に食べていそうなイメージがあるが(ちがったらごめんなさい)、考えてみれば大阪で「ラーメン」はあまり聞かないような気がするし(コレもワタクシが知らないだけだったらごめんなさい)「ラーメンライス」よりは「お好み焼き+ごはん」のほうがメジャーな存在なのではないだろうか。
「お好み焼きにごはん」論争でよく引き合いに出されるのがラーメンライスである。ラーメン一杯だけだとなんだか物足りない、かといって大盛りだと芸が無いからごはん追加というハラモチ的考えもあるだろうけど、多くは値段の問題なのではと。
たとえばカウンターの上に貼ってあるメニューを見上げると大盛りは+¥200也。視線を移動させて、右の端のほうに「半ライス ¥100」とある。こっちのほうが安いからコレでいいか。「すいませ~ん」と半ライスを頼む、とフトコロ具合を考えた結果としての「妥協の産物=ラーメンライス」という「消極的選択」な考えもあるかと思われる。
そうやってラーメンライスを食べつけるようになると、脳内リストに新たに加わり、はじめから「今日はラーメンライスが食べたい」というときも、たまには出てくる。
みなさんは、ラーメンライスはどのようにして食べているだろうか。
ワタクシは「ラーメンライスを食べよう」となったとき、次の頭の中のイメージとしては「ラーメンの具をご飯のおかずにして食べる」という映像が浮かぶ。チャーシューでありメンマで白米を食べる、ちょっとしたもやしでまた白米、汁を吸ってふにゃふにゃののりで白米を巻いて食べる、なんなら汁の表面に浮いてる長ネギも活用。中にはれんげにミニラーメンを作るという人もいるようだけど、この際触れないでおく。となると(注:具の「なると」ではない)ラーメンのほうはほぼほぼ素ラーメンの様相を呈してくる。たぶんこの時点ではまだ半分がたごはんは残っている。どうするか。どうやって白米を処理してくか。この時点で多くの人はある欲求に駆られる(と思う)。「ああー、このごはんをラーメンどんぶりに投入したいな、、、」あるいは「れんげでスープをごはんにかけてわしわし食べたい、、」。でもさすがにお店でそんなはしたないコトはできない。ではどうするかというと、まずはれんげでスープをすくいひとのみ、スープが口内に残ってるうちにすかさず半ライスの丼ぢゃわんを手に持ちごはんをひとくち口内に投入。口の中で「スープごはん」を作るのである。コレで満足。ミッションはクリアされるのである。
つい長々とラーメンライスのコトについて書いてしまったが、ワタクシは別段ラーメンライスを愛して止まないワケではない。その道のプロに「ソコはちがう!」「食べ方がなっとらん!」と言われても困るので、そういった方はこの際おいていく。
この場合の「ラーメンライス」というのは、ワタクシ考えるに「汁っけ+ごはん」という組み合わせなのだと思うのである。こうやって噛み砕いていくと、いくらでも他の料理が思いつくがソコも触れない。
では、ラーメンにもさまざまな味があるが、果たして「塩ラーメン+ご飯」は「あり」なのだろうか。
その2へつづく。