新しい職場で働くあなたへ。
新社会人一年生や、新しい職場に早くも幻滅してる人に、余計なおせっかいで的外れカモしれないが、自分のコトは棚に上げて言っておきたいコトがある。
まだ会社に入ったばかりで、自分がやりたい仕事ではない、希望してる仕事をさせてもらえず雑仕事ばかりと嘆いてる人がいるカモしれないが、いきなりやりたい仕事を任せられるはずがない。ソレは焦りすぎというモノだ。
ソコで今まで働いてる先輩や上司からすれば、昨日今日入ってきた人にたいして(あなたはいわばシロウトだ)、いきなり責任重大な仕事を任せるはずがない。ソレは理解できるだろうと思う。まずはあなたが信用できる人なのかどうか、ソコを先輩や上司は見ている。
先輩や上司は、まだあなたのコトを何も知らない。あなたがどういう人物なのか。どんな長所があってどんな短所があるのか。どういう仕事(部署なり担当なり)が向いているのか。あなたが仕事ができるのかどうか。言われたことにたいして、どういった反応をするかなどなど。まずじっくりあなた自身のコトを、先輩や上司が観察や分析をする期間なのだ。だからどんな単調な、あるいは自分が希望しない、または仕事ともいえないような雑務でも、まずは信頼を得るために地道に精一杯その仕事をやる。コレが大事。いわば実績づくりだ。まだあなたは何の実績も無いのだから。その仕事をやり終えたら、次はちがう仕事を頼まれるようにカモしれない。そして次のステップ、また次のステップと段階を経てく。信用を積み重ねる。自分のやれるコトを増やしていく。そして「こいつは信用できるやつだ」と認識されるようになれば、少し重要な仕事も任せてもらえるカモしれない。
いずれにしろ自分が希望を言いたいなら、義務と権利という言葉があるが、まずは義務を果たす。義務義務義務で、やっと少しばかりの権利を主張できる。ギブギブギブで、やっと先輩も「上に話し付けようか?」とか、上司も耳を傾けてくれる。ソコが一番学校と会社のちがうトコロだと思う。まずはそういう関係作りをするコトだ。自分がやりたいコトがあるなら、ソコに向かうために今何をするか、今何ができるのかを逆算する。焦らない。時間はかかるカモしれないが(数年とか)焦らないでコツコツ積み重ねる。先は長いのだから。余談だがプロレスラーでもデビューした新人が、とりあえずいっぱしのレスラーになるまでに3年はかかる。そのくらい経つと観客の目も「一人前」とみなしてくれる。じつはソレからがキビしい。若くてがむしゃらに動けば「良し」と見てくれる期間は終わったというコトだ。観客は「ソレ以上」を求めてくる。その先は苦難の道カモしれない。でもソレからが本当のプロレスラーとしての醍醐味や楽しさも始まる。
そしてちょっと先の話になるが、会社に新しい人が入ってきてあなたに後輩ができたとする。そのとき、今度はあなたがその後輩に教える番になる。そのときになっておそらく初めて「あーあのとき先輩はああやってた」とか思い出すようになる。先輩がやってたコトが理解できるようになる。そういうコトもある。自分もその後輩と共に成長していく。ソレである程度時が経つとおそらくようやく「一人前 」とまわりが見てくれるだろう。
一方、自分が想像してたのとちがうというのもあるだろう。自分の思い違いだったり無知からくるモノであったり。そして他にやりたい分野があったり。そのときはそっち側に転職するなりするのは構わないと思う。ワタクシは、30才までなら動けるうちはどんどん動いたほうがいいと思ってる。30才過ぎると現実的になるからだ。考え方が現実的になり、ソレがブレーキになってしまう。躊躇してフットワークが重くなる。就職先が減るとか世間的な基準はこの際おいておく。ソレも関係なくはないが、動けなくなるのが一番大きい。現実を知らないから走れる、というのはある。怖いもの知らず。ソレが若さの特権だと思うのだ。
自分のやりたいコトがあるとして、今働いてる職場ではできなさそうなら、わりきって、今の職場で貯金のために数年働くという手もある。たとえば自営業、お店をやりたいというなら、数年は今の会社で働いて、その間に資金を作る。夜や休日に開業セミナーにいってコネクションをつくったりする。事業計画を練ったり、働きながらできるコトをやる。そうすれば資金が貯まった段階で、会社を辞めてすぐ開業準備にとりかかれる。間を空けずに済む。