ほぼ日『今日のダーリン』で思ったコト。
あくまで糸井さんの個人的な考えだろうけど、ワタクシが思ったのは、調べれば済むコトと調べてもしょうがないコトがあるからこそ、調べて済むコトに関しては、ソレこそ糸井さんの言う「できることをしよう」なんじゃないかなー。生まれる生まれないは本人が調べようがないし(笑)選べもしない。だからこそ調べて済むコト、たとえば何かを買う前にネットとかで比較検討できるんだったら、そういう環境にあるのならできるだけ調べとこう。という人が今は多数派なんだろうね。今の世の中たぶん大勢の人が経済的に余裕は無いんだろうし。
クルマなんかでいうとリセールバリューのコトまで考える。車検が来たら売る時のコトまで。車体色は白が高値で買い取ってもらえる云々。そうすればクルマを買い換える時もその売ったお金にいくらかの出費で抑えられるカモしれない、、。
ソレはつまんないよねとワタクシは思う。自分の乗りたい、自分が一番気に入った色のクルマに乗ればいいのに。クルマなんかそう何度も買えるようなモノじゃないんだから。
昔みたいに「釣りはいらねぇ〜」とか、そういうのはもう思考が昭和なんだろうし、いつまで頭がバブルなんだてハナシでしょ。そういう人からすればね。今じゃ所有すらしないでクルマなんかレンタカーで十分とかね。そういう人も多いんだろうね。
たぶん糸井さんが言いたいのは、情報優先じゃなくて自分の感情とかそういうのを優先したいなーてコトだろうね。欲望に関してはあくまで自分が主役だよと。なんか自分が情報に踊らされてイヤだなと。情報に主導権を渡してるのがね。
で、ワタクシはというと、ワタクシの場合は「損をしたくないから」いろいろ調べるんではないんだよなー。買い物て買っちゃうと終わりじゃない?とりあえず。「買い物」ていう行為自体はね。ソレはできれば「ここぞ!」て自分のテンションがMAXのときに買いたいワケよ。
あとその時の衝動による熱だったりもするワケじゃない。だからいったん離れて頭冷やしましょと。頭冷やして冷静な目になって、なおかつその商品を見て「買いたい」と思うか?「よくよく考えたらやっぱいらねぇや」とか、あるでしょ。そういう期間を置く、てのはあるね。
話戻るけど、だからソレまでいろいろ調べてみたりして、自分の中のテンションを高めるていうかね、過程を楽しむてコトだよね。ワタクシはその過程も「買い物」に含まれると考えてるんだよ。
たとえばライブに行くと決めた。ライブの日どりが決まってる。じゃあチケットを買うとして、、、お金が無い。ならチケットを買う日まで節約してお金を貯めよう。その間CDを聴いて予習してみたり、当日のセットリストはなんだろなとか想像したり、当日の天気予報を調べたりとか、ライブの時間までについでにあの店行こうとか、いくつか楽しみは考えられる。そういう時間に余裕がある場合はね。そうやってライブ当日まで十分楽しめる。ソレは別に損得勘定からきてるワケではない。ワタクシの場合はだけどね。
買い物は「買い物」だけ、ではない。その周辺の行為も含めて「買い物」。
たしかに「損をしたくないから」で調べる人もいるんだろうけど、ワタクシは「楽しみたいから」。だからひょっとしたら調べる行為より想像する行為のほうが多いのカモしれない。
ただあんまり調べても面白くないモノ、たとえば映画とか本とか、ストーリーを知りたくないのだってたくさんあるワケで、そういうのの評判とかは基本調べないけどね。モノによるけど。損をしたくない人はそういうのもくまなく調べるんでしょきっと。できるだけまっさらな頭の状態で、余計な情報を入れないで観に行く。コレはその映画なり本そのものを十分「楽しみたいから」だな。