イノキボンバイエ2013を観た。
や〜、ようやっと録画しといたイノキボンバイエ(IGF)を観たぞと。
で観た感想なんだけど、まずコレは全体的にIGFに言えるコトなんだけど、闘う選手の実力差がありすぎるんだよなー。しょーがないと言えばしょーがないんだけどさ。ネームバリューのある選手をひっぱってきて話題性を持たせて、若手選手と闘わせるという構図だから。
あと小川選手藤田選手、元K−1選手勢、そして若手選手勢と分けるとすると、たとえば小川選手と藤田選手は「IGFとはなんぞや」というコトをなんとなく共有してるモノがあると思うんだよ。ひょっとしたら元K−1勢にも、若手選手同士にもあるのカモしれないけど、選手全体が共有はしてないような気がするんだよな。個人個人の考えがバラバラ、向いてる方向がバラバラなような感じ。ソレがIGFていう団体の良さとも言えるし、悪さでもある。だから一つの例を言うと、選手たちがチャンピオンベルトに向かってくような形になってない。
放送された試合の感をば。まず放送上で一番初めの澤田選手vsミノワマン選手。終始ミノワマンは冷静。ミノワマンのアゴを軽くかすめるパンチが思いのほか効いて足にくる澤田選手。コレじゃたしかに澤田選手は己のタフさが誇示できないワケだから納得いかないだろね。もっとボコボコに殴られてナンボだから。ボコボコでも倒れないで前に出るタフさが「売り」なんだから。でもいつそっから脱却するんだろね?もう何年やってんの?て感じ。売りがソレだけで、試合に負けたらギャーギャーわめく。その繰り返し。実力差ありすぎ。
次の北岡選手vsロシアの選手は、いかにもパンチが重そう。フィニッシュとなったロシアの選手のフルスイングのアッパーが衝撃的だった。
逆に青木選手vsTOSHI選手は、青木選手の瞬殺。うかつに手を出したらこんな具合にやられるという、手本みたいな試合。青木選手にしてみればスパーリングで一本取ったぐらいの、「ハイ一丁上がり!」ぐらいみたいなモンだろ。でも青木選手の試合が久しぶりにTVで観れたし、試合を受けたTOSHI選手にも感謝だろう。今はなかなか青木選手と試合をする日本人選手もいないだろうから。青木選手がプロレス団体に出場した意味も「ショーマンシップを学んだ」というコトなら意味があったと思える。
次のケンドー・カシン選手vsワン・ビン選手は、久しぶりに動くカシン選手を観れるのでヒソカに期待してたのだけど、ワン・ビン選手の圧倒的な力に短時間で終ってしまった。もっといろんな団体でカシン選手は観たいモノだが、、。
次の小川選手鈴川選手vsジェロム・レ・バンナ選手レイ・セフォー選手のタッグマッチ。コレはセフォー選手が意外と面白かったんだけどな。ただ殴る殴るていうだけで、何も考えないで笑いながら観れるみたいな。元K−1選手はムズかしいコト考えないで殴る蹴る殴る蹴るで十分面白いよ。ただその打撃にIGFの若手選手が耐えられないんだよ。鈴川選手は上にのっかってマウントポジションのくせに、下からのパンチでやられちゃうんだモン(笑)。コレも実力差ありすぎ。で、さらに小川選手が暴走してドッチラケ。
IGFてこの「ドッチラケ」があるんだよね。「不穏」とか「ギクシャク」てのはIGFの団体カラーとしてありだとは思うんだけど、このTO BE CONTINUED感のドッチラケがなんか「ドリフ的」というかさ、なんだかなーて思うよ。せっかく面白かったのに。
でメインの藤田選手vs石井選手。メインになってやっと試合らしい試合が観れた気がする。ローブロー抜きでも、藤田選手はローキックが効いてたな。石井選手はパンチ以外に、藤田選手にはない蹴りがあるのが強みだったな。コレでもちろん柔道出身だからグラウンドも強いし、石井選手はオールラウンダーになってきたんじゃないかな。