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Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪

今回のアルバムはレコードというコトもあって音を注意深く聴いてみたけど、まずシャバオさんのギターの音がすごく良かった。オールドグレッチていうの?振り向きざま「甘ぁぁ~い!」て言いたくなるような。グレッチ以外も全部良かったなと思う。今回ブログを書くにあたってあらためて今までの音源を聴きなおしてみたりしたけど、もうマキさんのギターすら違和感を感じるようになってしまうほどシャバオさんのギターの音に耳が馴染んでしまってたコトに気づかされた。まーソレは言いすぎカモだけど笑。

マキさんのギターはROCKでクールだけど可愛らしさもある。もうとっくに死語だろうけどチャーミングであり、女の人特有の音楽に対する生真面目さ(ワタクシの考え方が偏ってるコトを承知の上で書いてる)が楽器を通して音に感じられる。音楽に対する向き合い方が音に出ているのカモしれない。その音色はたしかに以前のオバコの音を構成する重要な要素でもあったワケだけど、ギターがシャバオさんに変わって、今回ようやっと「コレがシャバオさんの音」というのがワタクシに認識できた。男ならではのざっくばらんなラフさもありつつ、彼はオバコに「甘い」という新しい音をもたらしたのだ。以前のオバコが「明るく」「元気があり」「可愛く」「切ない」だとしたら、今のオバコはソレに「優しく」「甘い」が加わった。音楽の表現が格段に増えたというコトだ。おそらく今後はこの「優しく」「甘い」という部分がバンドの重要な柱になっていくと思う。

シャバオさんのギター以外にも、コウゾウさんのドラムも小気味良く、Doraさんのギターもしっかりハッキリ聴こえるけど、逆にショーゴさんのベースがややおとなしめというか控えめなのが意外という感じがした。いやSuch aでは控えめながらブンブンいわしてるのは聴こえるけど。もっと良いプレーヤーで聴けばしっかり聴こえるのカモしれない。ただレコードでは全体的に「楽器の粒が揃ってる」という感じはした。イコール「楽器の音が活きている」と。ソレはおそらく「楽器の持つ音を最大限に生かす」という方向性で、リマスタリングなどの技を駆使してるというコトなんだろうと思う。

残念ながら何箇所か音飛びがあった。ソレはレコードだからしょうがない部分はあるのカモしれない。でもまぁ~アワテナイアワテナイ、、。なぜなら今回のアルバムには「ダウンロードクーポン」なるモノが付いてるからなのだ!!。レコードを購入すると必ず付いてくる、、はずなのだけど、はじめクーポンをなかなか見つけられなかったので焦った。。ジャケットの奥ーーの方に挟まって出てこなかっただけで、ホッとした(購入する人は注意!!)。

レコードと聴き比べてみようというコトでダウンロードしてみたけど、ひょっとしたら先入観もあるカモだし、ワタクシのヒンジャクなPC本体のスピーカーから聴いてるからというのもあるカモだけど、ダウンロードしたデジタルデータというのはある領域でスパっと切られているような気がするんだよなー。レコードのほうが音がもっと豊かに聴こえる。気がする。。

「粒が揃ってる」「活きてる」と感じられるように、言葉の使い方が合ってる知らんけど、可聴域を超えた部分の、人間には音として認識できない部分とかぎりぎり音??みたいな感じで認識できるようなできないような、、みたいな微妙な空気の振動も人体は「音」としてとらえてるのではないか?と。音ではないけど、産毛を揺さぶるような空気の振動。デジタルのほうは、そういった部分が一律スパっとカットされてるように聴こえてしまう。なのでPCのスピーカーを通してだから問題無く聴けるし聴きやすいけど笑、スピーカーレスのレコードのほうが音としては豊か。そしてコレもたぶんだけど、もしかしたら「レコードで聴いて丁度良く、最適に聴こえる」ように調整されてるのカモしれない。なのでデジタルデータになると音にバラつきがあるように感じられる。気がする。。

家で余裕があるときに聴くときはレコード、外で聴いたりクルマに乗って聴いたりするときはデジタルデータ、という具合に使い分けるといいのカモしれない。

、、とこんなトコロだろうか。今回は歌詞も付いてたから、歌詞についてもだいぶ触れるコトができたし、、。

あまりに余裕が無さ過ぎたりするとアレだけど、たとえ自分がちょっと落ち込んでたりとか、晴れの日雨の日暑い日寒い日、どんなシチュエーションでもこのアルバムを聴けば元気になる。持ち直せる。幸せな気分になって、聴いたあとは世の中が少し鮮やかに見えるし、口ずさみたくなる曲ばかり。オバコはほんとに捨て曲がない。『Awesome☆』もいまだに聴いてるのだから、たぶんこの先20年と聴くはずのアルバム。素晴らしいアルバムを手に入れるコトができて嬉しい。

ホントはこういうコトは最初に書くべきだと思うけどね笑。

前作『Awesome☆』以来21年ぶりのアルバムというコトで、長々と書いてしまった。

コレにておしまい。